【バドミントン部】東京2025デフリンピックに初出場するデフリンピックチーム・東ティモール国籍の選⼿とスポーツ交流会を開催しました

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2025年11月13日(木)から14日(金)の2日間、東京2025デフリンピック(正式名称:第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025)にデフリンピックチームの一員として出場する東ティモールのバドミントン選手たちが訪れ、東洋大学赤羽台キャンパス体育館で本学バドミントン部と交流を行いました。

東京2025デフリンピックは11月15日(土)に開幕し、デフリンピックに東ティモール国籍の選手が出場するのは初めてです。大会に向け、選手3名とコーチ・スタッフ2名の計5名が事前練習の会場として13日(木)・14日(金)の2日間、赤羽台キャンパス体育館を使用しました。

練習中には、本学バドミントン部との合同練習や意見交換の時間も設けられ、スポーツを通じた国際的な交流が深まりました。


▲顔合わせの様子


▲手話での自己紹介


▲交流の様子①


▲交流の様子②

東洋大学は2017年より公益財団法人日本財団ボランティアセンターと連携協定を締結し、学生ボランティア活動の推進に向けて協力を続けています。今回の交流会も、同センターからのご提案により実現しました。

福祉社会デザイン学部 志村 健一 学部長のコメント

東洋大学は、2020東京オリパラの学生ボランティアを育成するための準備を進めていましたが、COVID19により縮小開催となり、学生の活躍の場が制限されたことは多くの人たちの記憶にあると思います。今回はそのような経緯もあったため、日本財団ボランティアセンターからの打診を受け、何とか支援したいと思い、本学スポーツセンターにつなぎ、実現したものです。コミュニケーションが心配でしたが、学生は臆することなく、ともに汗を流し、シャトルを打ち合っていました。その姿は東洋大学の心である「活動の中で奮闘する」ことであり、たいへん良い機会となりました。

健康スポーツ科学部 金子 元彦 教授(東洋大学バドミントン部部長)のコメント

今回の交流会では、海外から来日された選手やコーチである上、デフリンピックの選手ということで、開始当初は当部部員に戸惑いや緊張があるように見受けられました。しかし徐々に慣れていき、初日の中盤以降、当部部員も東ティモールの選手たちもみな、身振り手振りを駆使しながら活発にコミュニケーションをとっており、次第に笑顔で対話している姿も増えていきました。とても心地よい空間ができていき、スポーツの魅力を再認識する契機になったようにも感じました。今後もこうした交流会の機会がいただければ、積極的に取り組んでいきたいと思います。ご関係の皆さまに心よりお礼申し上げます。

東洋大学バドミントン部キャプテンのコメント

海外の選手の皆さんと一緒にバドミントンをすることができ、とても楽しい時間になりました。
手話は出来ないのですが、バドミントンという競技を通してしっかりとコミュニケーションが取れたことは、私にとって大きな経験になりました。

東ティモールの選手のコメント

学生の皆さんと一緒に練習することができ、とてもうれしく思います。
多くのテクニックを教えていただき、学びの多い時間になりました。
ここで得た経験や学んだことは、東ティモールの仲間たちにもぜひ伝えていきたいです。

東京2025デフリンピック大会概要

正式名称:第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025(英:25th Summer Deaflympics Tokyo 2025)
大会期間:2025年11月15日~26日(12日間)
参 加 国:70~80か国・地域
参加者数:各国選手団等:約6,000人
競 技 数:21競技(陸上競技、バドミントン、バスケットボール、ビーチバレーボール、ボウリング他)

東ティモール選手団 バドミントン競技出場概要

出場選手・スタッフ:選手3名(男性 2名、女性 1名)、コーチ・スタッフ2名
出場競技・種目:バドミントンの男女シングルス、男性ダブルス、混合ダブルス
バドミントン競技:11月16日(日)~21日(金) @京王アリーナ TOKYO(東京都調布市)

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